社内Wikiをツールで構築する企業は非常に多いです。
しかし、種類が豊富なので、どのようなツールが自社に相応しいのかわからない方も少なくないでしょう。今回は、最新の社内Wikiツールを16種類ご紹介します。特徴や料金なども解説しますので、ツール選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。
Confluence
Confluenceは、社員数が少なければ無料で利用できるツールです。テンプレートが準備されており、自社に合ったものを選択して社内Wikiの運用を始めることができます。また、オープンで連携した構造を採用しているツールです。そのため、組織全員が自由に情報のやり取りをすることができます。さらに、通知機能やチャット機能が搭載されているため、社内のコミュニケーション活性化も期待できるでしょう。
料金について
プラン名 |
料金 |
ユーザー数 |
無料 |
0円 |
10名まで |
Standard |
600円 |
11名〜100名 |
Premium |
1,190円 |
1名〜100名 |
Scrapbox
Scrapboxの特徴は簡単に検索ができる点です。各ページの最後にハッシュダグを使ってキーワードを掲載しておけば、検索に引っ掛かるので、SNSのように使うことができます。また、構造が非常にシンプルなので、日常会話をするかのように情報をほかの社員に伝えることが可能です。
料金について
プラン名 |
料金 |
ユーザー数 |
容量 |
ページ数 |
PERSONAL/EDUCATION |
0円 |
制限なし |
制限なし |
100ページ |
BUSINESS |
1,000円 |
制限なし |
制限なし |
100ページ以上 |
ENTERPRISE |
要問合せ |
制限なし |
制限なし |
100ページ以上 |
NotePM
徴はナレッジを蓄積しやすい点です。Web上で簡単にページを作成することができます。まるでWordに書き込むようにWebページを作成できるため、HTMLの知識がない人でも利用しやすいでしょう。また、欲しい情報を見つけやすいこともメリットです。フォルダー構造を採用しているため、整理がしやすく、ファイルの中身に関しても全文検索ができます。さらに、アクセス権限も柔軟に設定できるのでおすすめです。
料金について
プラン名 |
料金 |
ユーザー数 |
容量 |
STARTER |
1,000円/月額 |
3名 |
5GB |
BASIC |
3,600円/月額 |
8名 |
10GB |
STANDARD |
5,700円/月額 |
15名 |
15GB |
PLUS |
9,500円/月額 |
25名 |
25 GB |
PRO |
17,500円/月額 |
50名 |
50GB |
PREMIUM |
30,000円/月額 |
100名 |
100GB |
esa
esaは、履歴機能が搭載されています。作成した履歴が残るため、同じページを何度でも更新することが可能です。チームで共有しながら質の高い1ページを作り上げていくことができるので、複数人でページ作成をする企業に適したツールと言えるでしょう。
料金について
申込み後、2ヶ月間(フリートライアル期間)は無料で利用できます。フリートライアル期間終了後、1ユーザーあたり500円の月額料金が必要です。
Kibela
Kibelaは、組織規模で情報共有をしたいという方におすすめのツールです。部署ごとにグループを作成できる機能があるので、共有したい人たちだけでナレッジ共有ができます。また、日報だけでなく、個人の自由な情報発信も可能なため、社内Wikiが堅苦しくならないという点もメリットです。さらに、複数言語サポートや安心のセキュリティ機能なども搭載されており、機能性の高いツールです。
料金について
プラン名 |
料金 |
ユーザー数 |
容量 |
コミュニティ |
0円 |
5名まで |
1GB |
スタンダード |
550円 |
無制限 |
5GB |
エンタープライズ |
1,650円 |
無制限 |
20GB |
DocBase
DocBaseの特徴は、書きやすいエディターが搭載されていることです。HTMLページであるのにも関わらず、Wordのように簡単に書くことができます。そのため、ITに強くない人も扱いやすいでしょう。また、セキュリティが強固な点も特徴のひとつです。テレワークを推進する企業でも安心して導入ができるように、国内トップレベルのセキュリティを誇ります。そのため、「テレワークをする機会が増えた」、「社内Wikiで大事な情報を扱いたい」という方におすすめです。
料金について
プラン名 |
料金 |
ユーザー数 |
容量 |
スターター |
900円/月額 |
3人 |
3GB |
ベーシック |
4,500円/月額 |
10人 |
10GB |
レギュラー |
9,000円/月額 |
30人 |
30GB |
ビジネス100 |
19,500円/月額 |
100人 |
100 GB |
ビジネス200 |
39,500円/月額 |
200人 |
200 GB |
Qast
Qastはシンプルで使いやすい社内Wikiツールです。業界や業種に関わらず、簡単に情報ページを作成することができます。また、必要な機能のみ搭載されているため、使いづらい・難しいというトラブルが発生しづらいでしょう。
メモを共有できるという点も特徴です。個人のナレッジや社内でよくある質問をメモとして残しておけば、情報を一箇所に集中させられるので、業務効率化を期待できます。
料金について
プラン名 |
料金 |
ユーザー数 |
スモール |
2,250円/月額 |
5人 |
ライト |
4,500円/月額 |
10人 |
スタンダード |
9,000円/月額 |
20人 |
ミドル |
22,500円/月額 |
50人 |
ラージ |
45,000円/月額 |
100人 |
Notion
Notionはスマートフォンに対応している点が特徴です。WindowsやMacはもちろんのこと、iOSやAndroidで情報やナレッジを共有できます。しかし、日本語メニューに対応していないので、社員の中で英語が不得意な人がいる場合、使いづらいかもしれません。
料金について
プラン名 |
料金 |
ユーザー数 |
ファイルアップロード容量 |
Free |
無料 |
無制限 |
5MB |
Personal |
4$/月額 |
無制限 |
無制限 |
Team |
8$/月額 |
無制限 |
無制限 |
Enterprise |
要問合せ |
無制限 |
無制限 |
Dropbox Paper
Dropbox Paperはドキュメントの作成や共有をすることができるツールです。一般的なDropboxはファイル共有がメインになります。しかし、Dropbox Paperはドキュメント共有が主となるため、その点が違いとなるでしょう。
料金について
Dropboxユーザーは無料になります。
Crowi
Crowiはオープンソースの社内Wikiツールです。そのため、すべての人が無料で利用することができます。また、無料でありながら機能性が充実している点も特徴です。例えば、リアルタイムプレビュー機能があるので、ページの作成・編集がしやすくなっています。また、自動でわかりやすい文章に整形してくれるので、ページの作成効率をアップさせられるでしょう。
料金について
オープンソースプロジェクトになるので料金は無料です。
Qiita:team
シンプル設計を採用している社内Wikiツールです。投稿した記事はフィードに共有されます。階層構造やカテゴリーなどが存在しないため、面倒な管理が必要ありません。また、簡単に検索できる機能が搭載されているため、後から知りたい情報をしっかりと引っ張り出すことができます。さらに、コメント欄によるやり取りやメンションで通知できるので、コミュニケーションも取りやすいでしょう。
料金について
プラン名 |
料金 |
ユーザー数 |
ファイル容量 |
Micro |
1,520円/月額 |
3人 |
30GB |
Small |
4,900円/月額 |
無制限 |
30GB |
Medium |
7,050円/月額 |
無制限 |
30GB |
Large |
15,300円/月額 |
無制限 |
30GB |
Extra |
15,300円〜/月額 |
無制限 |
30GB |
Knowledge
KnowledgeはCrowiと同様にオープンソースソフトウェアの情報共有サービスです。ダウンロードして簡単にファイルを開くだけなので、セットアップが難しくありません。また、モバイルに対応しているので、社用端末からアクセスすることも可能です。もちろん、コメントのやり取りやマークダウンなど機能も豊富なので、自分で社内Wikiを構築したいという方におすすめです。
料金について
オープンソースの情報共有サービスなので無料です。
Guru
GuruはSlack上から情報を閲覧・編集することができる社内Wikiツールです。ほかのシステムとの連携機能がたくさんあります。また、マークダウン機能など、ページ作成時に使える機能も豊富です。しかし、日本語メニューに対応していないので、使いづらいと感じる方はほかのツールを利用しましょう。
料金について
プラン名 |
料金 |
ユーザー数 |
Stater plan |
無料 |
1〜10名 |
Builder plan |
14$/月額 |
無制限 |
Expert plan |
24$/月額 |
無制限 |
Dokuwiki
Dokuwikiは、オープンソースのWikiソフトウェアです。データベースを前提としないという特徴を持ちます。50以上の言語に対応しており、拡張機能が豊富です。また、アクセス制御リストが搭載されています。しかし、モバイルは非対応になりますので、その点は考慮するといいでしょう。
料金について
無料で利用することができます。
PukiWiki
PukiWikiは設置が容易で動作性に定評があるオープンソースの社内Wikiツールです。ファイルをページに添付することができるので、社内Wikiを通じてファイルのやり取りができます。また、豊富なプラグイン機能があるので、欲しい機能をインストールして自社に使い勝手の良い社内Wikiツールの構築が可能です。
料金について
利用料金は無料です。
WordPress
自社オリジナルの社内Wikiツールを作成したいと考えている方もいるのではないでしょうか。そのような方に適したツールのひとつとして、WordPressを挙げることができます。
WordPressにはプラグイン機能があり、インストールすることで社内Wikiツールを作成していくことが可能です。しかし、Web構築に関する知識が必要なので、素人では構築が難しいかもしれません。WordPressを使って社内Wikiツールを作りたいという方は制作会社を利用することをおすすめします。
料金について
WordPress自体の料金は無料ですが、制作会社を利用するとなると別途で料金がかかります。しかし、初期費用だけで構築してくれるところもあるので、ご紹介した社内Wikiツールよりも結果的に安く運用できる可能性があるでしょう。
まとめ
今回は、社内Wikiツールを16種類ご紹介させていただきました。ツールの中には、無料で導入できるものもあり、多くの企業が社内Wikiツールを取り入れることができるでしょう。しかし、種類によって機能などが異なりますので、十分に検討してから導入を決めてください。