近年、社内ポータルサイトの需要は非常に高いです。その理由は、テレワークが積極的に推奨されているからといえるでしょう。
平和の終わり頃から働き方改革が推進されてテレワークに移行する企業が増加しました。そして、2020年の新型コロナウィルス大流行によってその数は大幅に増え、自宅で働く人が非常に多くなったのです。
社内ポータルはどこからでもアクセスすることができるため、テレワークに欠かせないツールといえるでしょう。実際に、テレワークを推奨する企業では、積極的に導入をスタートさせています。
社内ポータルの導入方法はさまざまです。例えば、自作を検討している方も多いでしょう。今回は、社内ポータルを自作する際に活用できるツールをご紹介しますので、興味のある方はぜひ最後まで読んでみてください。
専門知識があれば社内ポータルは自作ができる!?
社内ポータルは自作することが可能です。現在では、自作をサポートするサービスやツールが複数存在しており、それらを活用して作ることができるでしょう。しかし、Web制作に携わった経験がない素人は、比較的ハードルが高いです。
サービスやツールはありますが、完成まですべてサポートしてもらえるわけではありません。基本的には自分の力で自作していくことになるため、下記のような知識が必要不可欠です。
・HTML
・PHP
・JavaScript
・サーバーサイド
また、ある程度制作をサポートしてくれるサービスでも機能が限られており、自分が使いたいものを搭載できない可能性があります。機能が不十分なため、使いづらさを感じたり、社内で定着しなかったりすることも珍しくないでしょう。
結論となりますが、社内ポータルを自作するためにはある程度の知識が必要不可欠です。そのため、知識が十分でない人は制作会社に依頼したほうが得かもしれません。
ちなみに、社内ポータルの基礎知識についてもう一度見返したい方は下記のページをご参照ください。
・今さら聞けない社内ポータルとは?コロナ禍でも企業経営を安定化!
社内ポータルを自作するメリット
では、実際に社内ポータルを自作することでどのようなメリットを獲得することができるでしょうか。それぞれのメリットを具体的に解説していきます。
最低限の予算で構築することが可能
最小限のコストで制作できる点はメリットです。例えば、社内ポータルを構築してくれるツールを利用すると初期費用なランニングコストが発生します。初期投資が必要だったり、月々の支払いが発生したりするので、スタートアップ企業にとっては負担となることもあるでしょう。
一方、自作の場合は大きな費用が必要ありません。作り方によっては、サーバー代やドメイン費用がかかりますが、大幅にコストを削減できるでしょう。
知識があればデザインや機能にこだわれる
2つ目のメリットは、デザインや機能にこだわれる点です。社内ポータル構築を検討しているそれぞれの方で理想のデザインがあるでしょう。しかし、それを細かく伝えることは難しいですし、ツールを利用すると実現できないこともあります。一方、自作であれば、自分の思い通りのデザインに近づけていくことができるので、理想のデザインを実現することが可能です。
また、欲しい機能を自由自在に搭載することができます。例えば、コンテンツ制作を簡単にできる機能やSNS機能などを社内ポータルに内蔵させて運用していくことも容易でしょう。
自作するデメリットとは!?
このように、メリットを複数挙げましたが、デメリットもいくつか存在します。それぞれ詳しく見ていきましょう。
専門知識を有することが最低条件
1つ目のデメリットは、専門知識が必須であるという点です。例えば、機能を制作するためにはPHPというプログラミング言語などを扱う必要があります。また、デザインを作り上げるためには、HTMLやCSSだけでなく、JavaScriptに関する知識も求められるでしょう。
1から学んで制作しようと思われている方もいるかもしれません。しかし、Web制作の知識は簡単に身につけられるものではないです。Web制作には複数のプログラミング言語を使う必要があります。1つのプログラミング言語習得にかかる時間は非常に長く、制作者の負担はかなり大きいです。専門知識がある人であれば問題ないですが、Web制作に関する知識がない人は、制作会社に頼んだほうが負担少なく、そして早く運用できます。
時間と手間がかかる
時間や手間がかかる点もデメリットです。社内ポータルは複数の機能を持つWebサイトになります。専門知識がある人でも自作するとなるとそれなりの時間と手間がかかるでしょう。そのため、時間を上手く使いたいという人はWeb制作会社に依頼することをおすすめします。
業務に支障をきたす可能性がある
時間と手間がかかることで、通常業務を疎かにしてしまい業務に支障をきたす可能性があります。社内ポータルの制作は企業にとって重要ですが、通常業務に優るものではありません。そのため、今まで通り業務を行いたいという方はWeb制作会社にお願いしましょう。
社内ポータルを自作できるツールまとめ
ここでは、社内ポータルを自作できるツールをまとめました。自作を検討している方は、この中から選ぶといいでしょう。
WordPress
WordPressは、世界でもっとも有名なCMSです。インターネット上に公開されているWebサイトのおよそ38%がWordPressで制作されています。WordPressと聞くとブログのイメージが強い方もいますが、ホームページやECサイト、社内ポータルなども制作することが可能です。
WordPressの特徴は下記の2つになります。
・テーマでデザインが決められる
・プラグインを利用できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
テーマで社内ポータルのデザインを決められる
テーマをインストールするだけでサイトのデザインを決めることができます。また、テーマの種類は非常に豊富で自分な好きなものを複数の中から選択することができるでしょう。
しかし、WordPressで社内ポータルを作成する際は、ゼロベースで制作するのが一般的になります。そのため、デザイン制作の知識は必要不可欠です。
プラグインを利用できる
プラグインを利用できる点も特徴です。プラグインをインストールすれば、サイトに機能を付け加えることができます。すでにプラグインは複数公開されているため、機能追加がしやすいのがメリットです。
Googleサイト
Googleサイトは、Google社が提供しているWebサイト制作サービスです。簡単な操作で制作を進められるため、非常に便利でしょう。
Googleサイトの特徴は下記の2つです。
・Web制作が簡単
・レスポンシブデザインに対応
それぞれ簡単に特徴を解説します。
Web制作が簡単にできる
Web制作が簡単に行えることです。ドラッグアンドドロップなどの操作でWebサイトの要素を追加していくことができます。知識がない人でも制作ができますが、その代わりに搭載できる機能は限られているため、その点は注意しましょう。
レスポンシブデザインに対応
2つ目の特徴は、レスポンシブデザインに対応している点です。パソコンだけでなく、スマートフォンの画面にもデザインを自動で合わせてくれるので、複数の端末から社内ポータルにアクセスできるでしょう。
XOOPS
XOOPSはコミュニティポータルを構築するためのアプリケーションです。幅広い種類のWebサイトを構築できるため、多くの人に利用されています。
XOOPSの特徴は下記の通りです。
・日本語のドキュメントが豊富
・細かい設定ができる
それぞれ具体的に特徴をチェックしていきましょう。
日本語のドキュメントが充実
日本語のドキュメントが充実している点が特徴です。日本で生まれたCMSなので、日本語で書かれた情報が豊富で、困ったときも調べて解決することができます。
細かく設定できる
細かい設定ができる点も特徴です。例えば、管理画面からレイアウトの個別カスタマイズができます。デザインを自由自在に変更できるので便利です。
まとめ
今回は、社内ポータルを自作するための方法をご紹介しました。社内ポータルを自作すれば上記のようなメリットがありますが、“専門知識が必要”、“時間や手間がかかる”といったデメリットも存在するため、制作会社を利用したいと思われている方も多いのではないでしょうか。
制作会社に依頼したい方は、社内ポータル構築サービス「KYO-YU」の利用がおすすめです。KYO-YUは、社内ポータルを構築できるサービスで、オリジナル機能を搭載してもらうこともできます。自社オリジナルの社内ポータルが制作できるので、興味のある方は下記のページからお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。