社内報制作の担当者の中には、次の企画が思い浮かばない方もいるのではないでしょうか。社内報は定期的に発行する広告になりますので、ネタ切れが発生しても不思議ではありません。今回は、社内報におすすめのネタを10種類ご紹介します。ネタ切れになっている方はぜひ参考にしてください。
社内報は読んでもらうことがとても重要
社内報を企画・制作することはとても重要です。定期的に配信しなければ、社員に新鮮な情報を伝えられないので、継続が困難になるケースも珍しくないでしょう。しかし、もっとも重要なのは、社員に読んでもらうことです。
制作しても読んでもらえなければ、情報が伝わらないので、意味のないものになります。社内報は読んでもらえてはじめて下記のような効果を得ることができるのです。
・社内の情報や理念を共有できる
・社員のモチベーションアップ
・コミュニケーションの促進
・社風や企業の価値観の継承
そして、読んでもらうためには、飽きさせないことがとても大切であるといえるでしょう。新鮮で飽きさせない情報を配信することで、進んで目を通してくれる社員も多くなります。つまり、ネタを充実させておくことが社内報成功の道となるでしょう。
社内報におすすめのネタ10選
社内報におすすめのネタは10種類あります。ご紹介するネタの中には、今まで企画に採用してないものもあるはずです。制作担当者はぜひ参考にしてください。
社員インタビュー記事
社員インタビュー記事です。社員インタビュー記事は現場の生の声が伝わります。そのため、社内報の企画として人気のあるコンテンツです。インタビューする際は、ヒアリングシートを準備するケースが一般的となっています。これにより、一次情報をスムーズに収集することができるからです。
インタビュー時のコツは、リラックスできる環境を作ることになります。相手の本音を聞き出すことが容易になるので、リアリティのある面白いインタビュー記事が出来上がるでしょう。
社員の結婚・出産報告
プリベート性の高い社内報定番の企画です。結婚報告は、新郎新婦の写真や入籍日などをコンテンツに盛り込むことが多くなっています。披露宴の写真を使用するとお祝いらしいページになるので人気です。また、「新婦のどのようなところに惹かれたのか」などのプライベートに切り込む質問と回答があると面白いコンテンツに仕上がります。
出産報告は、生まれた赤ちゃんの写真と名前を掲載するのが一般的です。生まれたばかりの写真を掲載し、男の子なら「くん」、女の子なら「ちゃん」を名前の後に使うと性別がわかりやすくなります。
研修・セミナー開催の情報
研修・セミナーの開催情報もおすすめのネタのひとつです。社内報で紹介するときは、下記のような情報を掲載するといいでしょう。
・どのようなスキルを習得できるのか?(営業、プログラミング技術、ビジネスマナー等)
・具体的な研修・セミナー開催日時
・参加方法
・費用
また、過去に同じ研修やセミナーを開催したことがあるのなら、実際に行われたセミナーの様子などを掲載すると読者が研修やセミナーをイメージしやすいです。さらに、参加者の感想などがあると、興味を持ってくれる社員も増えるでしょう。
社内アンケートを掲載
社内アンケートを掲載すると社員全員が参加した社内報を作成できます。例えば、下記のような内容のアンケートを実施して、それを掲載します。
・充実させてほしい福利厚生は何?
・会社に改善してほしいことは?
・尊敬する上司or苦手な上司
アンケート内容が全社員に共有されるので、普段言えない会社に対する要望も上司や経営陣に伝えやすいです。また、働きづらい環境を作りづらくなるというメリットがあります。
社員に人気の社食メニューや周辺店舗のランチ
社員食堂の人気メニューやランチが食べられる周辺店舗の紹介記事もおすすめです。事前に投票を行うことで、人気ランキングを作成することができます。また、食べたい社員食堂メニューランキングなどを掲載すれば、社員食堂のメニュー考案にも活用することができるでしょう。
部署の成功事例
部署の成功事例を掲載する社内報も定番です。施工事例を紹介することで、社員のモチベーションアップにも繋がります。コンテンツを作成するときは、業績に貢献した社員インタビューを盛り込むのが一般的です。
プレゼント企画
プレゼント企画も社内報のネタとして人気です。社内報を読んだ人は、プレゼント企画に参加できるので、社員に読んでもらえる可能性が高くなります。
プレゼントは豪華なものであればあるほど、応募者数が多くなるでしょう。しかし、予算の関係もあるので、1年に1度というスケジュールで行うといいです。
経営陣からのメッセージ
経営陣からのメッセージを掲載するネタもおすすめです。社内報のコンテンツとしては、欠かせない内容になるでしょう。経営陣からメッセージを発信することで、社員は役員との距離を縮めることができます。同時に、モチベーションに繋がる社員も少なくないでしょう。
また、経営陣は社風や企業を成長させるために必要なビジョンなどを社員に伝えることができます。社内報を活用することで経営陣の思いも共有できるのでおすすめです。
季節のイベントを活用
ネタを考えるときは、季節のイベントを活用するのもおすすめです。例えば、4月は入学・入社式、5月は母の日やGWというように、日本では季節によって実施されるイベントがあります。
Month |
主要イベント |
4月 |
・入社式、入園式、入学式 ・エイプリルフール ・お花見 |
5月 |
・ゴールデンウィーク ・母の日 |
6月 |
・父の日 |
7月 |
・海の日 ・七夕 |
8月 |
・夏祭り ・お盆 ・花火大会 |
9月 |
・防災の日 ・敬老の日 ・お月見 |
10月 |
・内定式 ・ハロウィン ・体育の日 |
11月 |
・紅葉 ・秋の味覚シーズン |
12月 |
・クリスマス ・年末 |
1月 |
・年始 ・正月 ・成人の日 |
2月 |
・バレンタイン |
3月 |
・ひな祭り ・ホワイトデー |
主要イベントに合わせてネタを考えると季節に合った社内報ページを作成することができるでしょう。また、開催されるイベント数は多いので、ネタ切れ防止にも繋がります。
最新の業界動向
少し堅い内容ですが、最新の業界動向を掲載するのもおすすめです。
・「新型コロナウイルスの影響でテイクアウト販売をする飲食店が多くなった」
・「予備校や塾では、リモート授業を積極的に取り入れるようになった」
社員は業界のトレンドを掴みながら仕事ができるので、時代遅れにならない企業づくりができます。
ネタ切れにならないために
社内報は定期的に配信するコンテンツです。そのため、日頃から頑張って社内報を制作している担当者ほど、ネタ切れになってしまうことでしょう。
ネタ切れにならないためには、どのようにすればいいのでしょうか。
社内報になるネタを日頃から収集
日頃からネタを収集することです。雑誌などを手に取り、どのようなコンテンツが取り入れられているのかチェックし、良いものがあれば真似てみるのもありでしょう。「ネタを考えなければならない」という状態になる前にネタを収集しておけば、コンテンツ企画制作の負担を少なくすることができます。
1人で考え込まない!同僚に相談しよう
1人で考えないことです。企業規模が少ないところでは、社内報担当者が1人というケースも珍しくありません。そのため、誰にも相談ができずに、頭を抱えこんでいる方も少なくないのです。しかし、1人で考え続けることには限界があります。同僚や先輩に相談にしてアドバイスを仰ぐようにしてください。
まとめ
今回は、社内報におすすめのネタを10種類ご紹介しました。社内報に採用できるネタが見つかったという方も多いのではないでしょうか。ぜひ参考にして、面白い社内報、飽きないコンテンツを作り上げてください。